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白たか織 お召の反物

約1年半ほど前から山形県米沢市の仕入れ先とお付き合いを始めています。

白鷹織など山形県南部の伝統的な織物産地です。

今では生産量も少なくなってしまった希少な品も取り扱うようになりました。

今日は山形県の置賜地方の名産「白たか織 お召」の反物をご紹介します。

20141222175232.jpg産地の白鷹町は、山形県の置賜地方にあり、盆地のため寒暖の差が激しく、 昔から養蚕の盛んな地方です。またここで作られる絣は日本最北の絣織物で「北限の絣」とも称されています。

白たか御召の特徴はシボ立ちによる独特のシャリ感に代表され、微細な絣や縞が人々を魅了します。単衣の季節にも着用できます。

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この反物は紅花や梅を用いた草木染により染色された先染め糸を用いています。

何とも草木染ならではの柔らかく優しい色合いでしょう。

薄いピンク地に灰紫の細い縞、ピンクといっても、肌色に近いような、藤色に近いようなとても微妙な色です。

シボがあるためさわやかさがあり、湿度が高い季節や地域などでは大変重宝いたします。

落ち着きとしゃれ感をあわせ持ち、着られる年齢幅が大変広いお召し物です。

織元は白鷹町にある佐藤新一さんの工房で、白鷹紬はもう一軒と合わせて二か所のみになっています。

【反物の規格】  素材:絹100%  染色:草木染による糸染め  織機:高機手織り
(草木染ですが、一部退色の可能性のある染料は合成染料で重ね染めを行っていることがあります)

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織物の種類から言えばお召ですが、なかなかお召というものに触れる機会が少なくわかりにくい織物といえるでしょう。

要するちりめんよりシボが大きく、はっきりとしている先染めの糸を用いた織物のことです。

 通常ちりめんは縦糸に撚りをかけず、横糸に「右より」と「左より」を交互に用いてしぼを出しますが、お召は縦糸にもつよい撚りをかけ、横糸にも一般のちりめんよりも撚りの強い糸を使ってしぼをよりはっきりとさせています。

用途は略礼装又はお洒落着とされています。無地から紬にかけての範囲内の着方になるでしょう。

極細の縞は約2㎜ほどの間隔で織り込まれています。すっきりとしたシボ立ちが程よく感じられるお召です。

さわやかでさりげない、品の良い着物になることでしょう。帯合わせも自由な発想で合わせてみれば楽しさも倍増するでしょう。

帯合わせの例

下の画像はきれいな黄色の帯(結城紬)をあわせたものです。

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下は佐藤新一さんの工房でつくられている「創作 白鷹の雪花織九寸帯」をあわせたものです。

この帯の柄の部分はなんと天蚕糸、しかも白鷹町で生産されたものを自然のままの色で織り込んでいます。

20141221183528.jpgそのほかにも塩瀬などの染帯もおしゃれに決めるにはとてもいい組み合わせでしょう。

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